想い

農水産物の宝庫であるミャンマーは
コメ、豆、ごまの世界有数輸出国。

ごまは「香りの油」そして「薬用」としても
古くから使われてきましたが、
香りを楽しむ文化も自然な薬用としての効用も、
ミャンマーでは安価な輸入油により
忘れ去られつつあります。
        

また農家によって育てられたごまの大半は消費国に輸出され、
消費国の消費者動向によって
価格変動に左右されている現状
疑問を抱いていました。

自国の農産物の良さを知ってもらいたい、
自国で付加価値製品を生産・販売することにより、
今まで輸入されていた
ごま油の代替製品になること、

だけでなく

ミャンマーから付加価値商品を
開発・発信し続けることで、
持続可能な農業の実現をできるのではないかと

2度のミャンマー駐在を得て
さらに強く想うようになりました。

スタートラインに立つまでに
時間はかかりましたが、
これまで携わってきたたくさんの方たちや
仲間たちのおかげで2020年に事業を立ち上げ、

2021年1月から販売を開始し、
ミャンマーの方々に当商品をお手に取っていただけるようになりました。

他国への輸出商品にもなりえることから、
安定した買い手の確保と同時に
ミャンマー農家の安定した収入確保につなげるべく
これからは日本のみなさんの食卓にも
お届けできればと思います。

世のため人のために、
お客様と生産者にも
笑顔を届ける商品づくりに注力し、

これからもより多くの方に大地に育まれた
農水産物の素晴らしさを伝え、
お客様の健康維持・向上
ミャンマー農業の発展に貢献していく。

それが私たちMiyako Food Myanmarの役目
だと思っています。

市橋卓也
Miyako Food Myanmar Co., Ltd.代表

 

【代表紹介】

市橋卓也
出身地:東京都
生まれ:1962年

 

1980年シンガポールのインターナショナルスクール在学時、

ボランティア活動としてベトナム難民キャンプで日本語を指導する機会がありました。

今からは想像しがたいですが、ベトナム難民の皆さんからはベトナム戦争で、国土は荒廃し、当時の窮状・悲惨な食糧事情を教えていただき、食べられることがどれだけ幸せなことかを話してくれました。

食料の大切さを痛感したのを今でも鮮明に覚えています。

同時に食で食卓を笑顔にすることができれば、世の中はもっとよくなるのではないか、と思いそれ以来、私は農業に深く関わることを夢みてきました。

ミャンマーとの出会いは、高校の卒業旅行で友人と訪問したときです。

当時はビルマで、ビルマ式社会主義で鎖国していたのでとても貧しい国でした。

高校卒業後は、筑波大学農林学類に入学し、農業を専攻。

1986年 加商株式会社食料部 入社。

1990年 アメリカ出向。

1995年 ミャンマー駐在。

2000年 加商と豊田通商合併。

2002年 日本本社へ戻り、食料部→海外事業部→食料部へ復帰。

2011年 カザフスタン駐在。

2016年 2度目のミャンマー駐在。

2020年 日本に帰任後、退職。

山田製油・山田社長との再会。想いと技術を伝授いただく。

ミャンマーでMIYAKO FOOD MYANMAR CO., LTD.を立ち上げ、第2の人生を歩みだしています。

 

 

【写真:1985年】
大学在学中、農業開発プロジェクトにてお世話になった農家の方たち。
抱っこしているのは、栽培した蕎麦の花が咲いた時に産まれた“そばちゃん”

 

【写真:2018年】
2度目のミャンマー駐在中に現地で発行されているビジネス誌に取り上げていただきました。

 

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