油ができるまで

ごまはどのように育ち、収穫されるかご存知ですか?

ごまは、高温や乾燥に強い熱帯性の植物です。
収穫は年に2回、5月と9月に行われます。

ミャンマーでは、ごまは内陸部の乾燥地帯、
そしてヒマラヤ山脈の南端を水源とするエーヤワディー川(エラワジ川)周辺で栽培されています。
この地域は、ごまの生育に適した気候と土壌を備えた重要な産地です。

ごまの原産地は、アフリカ・ナイル川上流の内陸部とされており、
そこから5000年近い時を経て、ミャンマーにも伝わりました。

原産地とよく似た自然環境をもつミャンマーの土地は、ごまの栽培に非常に適していたため、
現在では世界でも有数のごま生産国のひとつとなっています。

 01|種まき
畝を作り種をまきます。

 02|発芽・草取り
手作業で除草作業を行います。

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 03|開花
発芽してから約1カ月ほどで開花します。

 04|収穫
収穫時には人の背丈ほどに長く成長します。

 05|乾燥
茎を立てかけて約1週間しっかり乾燥させます。

 06|脱穀
下に向けて棒で叩きごま粒を落としていきます。

 07|選別
混ざりものを取り除く作業を手作業と機械で行います。

 08|輸送
ごま畑で収穫されたごまは直接自社工場に運ばれます。

 09|選別
工場にて機械を使い再度選別し、水で洗浄、脱水を行います。

 10|乾燥
乾燥機ではなく天日干しでしっかりと乾かします。

11|圧搾
【一番搾り焙煎黒ごま油/一番搾り焙煎白ごま油】
産地と収穫時期(乾期・雨期)によってごまの水分、香り、味が異なります。

そのときどきで最善の香りと味が出せるように時間と温度を調整しつつ焙煎し、その後圧搾を行います。

【エキストラバージンごま油】
ごまは焙煎せずに低圧力でゆっくり圧搾します。
1時間に5本分ほど圧搾できます。丁寧にゆっくり圧搾することで優しい香りと味わいがでます。

 12|静置
濁りを取り除くために1か月ほど寝かせます。

少し濁りがあるときがございますが、にごりや沈殿物はごまの成分です。品質には問題ございませんので安心してご使用くださいませ。

 13|瓶詰め
1本1本丁寧に瓶に詰めていきます。

 14|ラベル貼り
手作業でラベルを貼り、お客様の元へお届けします。

 15|輸出
出来上がったごま油をコンテナにのせて日本へ運びます。







1ヘクタールの農地から『約540kgのごま』が収穫でき
『約162kgのごま油』が作れます。

これは私たちが販売している
275gのごま油約590本️に相当し、
『約20人の農家』が生産に従事しています。

ごま畑での作業はほとんどが手作業です。

数字でみるとなんだか難しく聞こえるので
上の画像をご参照くださいませ。
 
ごま油だけでなく、ごま製品といえばたっくさんあるので
ごま畑がどれほど広大なのか少しでも感じていただけるのではないかなと思います。

スーパーでよく見かけるごま油の食品表示ラベルには
「国内製造」と記載されているものが多いです。
外国産ごまを輸入し、日本国内で製造しているという意味です。

みなさんが普段使っているごま油やごま製品も
実はミャンマー産ごまが使われていることがあります。

最後までお読みいただきありがとうございます!

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